ポータブル電源は災害時にいらない? こんな時に役立ちます

ポータブル電源は災害時にいらない? こんな時に役立ちます

renogys blog 2023/08/03
目次
  1. 災害時にポータブル電源はいる?いらない?
  2. 災害時にポータブル電源が役に立つ場面
    1. 停電により照明がつかないとき
    2. 暑かったり寒かったりするとき
    3. お湯を沸かしたり簡単な料理がしたいとき
  3. 災害時にポータブル電源を利用するときの注意点
  4. まとめ:ポータブル電源で安心を手に入れよう!

ポータブル電源があれば、スマートフォンやパソコンの充電から、冷暖房器具や簡易的な調理家電まで、災害時に必要なあらゆる電力を賄えます。しかし、本当にすべての人が災害時にポータブル電源を必要とするのでしょうか?

今回は、災害時のポータブル電源の有用性や必要性を詳しく紹介します。災害用にポータブル電源を検討する際の注意点についても解説するので、災害時の備えについてお悩みの方は参考にしてください。

災害時にポータブル電源はいる?いらない?

災害時のポータブル電源の必要性は、家庭における防災対策の状況や、災害発生時にどの程度の生活を維持したいかなどによって変わってきます。

例えば、過去の大震災において電気の復旧にかかった日数は、1995年の阪神淡路大震災が2日、2011年の東日本大震災が6日となっています。また、内閣府による首都直下地震などにおける東京の被害想定でも、電気の復旧目標日数は6日とされています。この日数は、水道やガスといった他のライフラインの復旧にかかる日数に比べて短いことから、電気の備えは後回しにすべきだという考え方もあります。

しかし、私たちの生活において電気の需要は非常に高く、送電網がストップするのがたとえ1日や2日であっても、その影響は計り知れません。スマートフォンやパソコン、テレビといった情報収集や娯楽のツールだけでなく、照明や空調設備、調理家電など、生活にかかわるあらゆる器具が電気で動いています。

さらに猛暑や厳寒期に災害が起こる可能性も考慮すると、ポータブル電源の存在が安心感をもたらすことは間違いないでしょう。

災害時にポータブル電源が役に立つ場面

災害時には、思わぬ電力不足が生じ、日常生活に影響を及ぼします。以下に、災害時にポータブル電源が役立つ具体的なシーンをいくつかご紹介します。

停電により照明がつかないとき

停電になった際の備えとして、懐中電灯を用意しているご家庭は多いですが、長期的な停電をそれだけで乗り切るのは心もとないでしょう。

そこで、ポータブル電源が活躍します。十分な蓄電容量を備えたポータブル電源なら、大きな照明器具を接続して、長時間にわたって室内を明るく照らすことができます。

暗いと足元が見えず、思わぬ事故につながる可能性もあるので、停電時の照明確保は重要です。また利便性の面だけでなく、明るい空間は安心感をもたらすため、災害時の心の支えとしても頼りになります。

暑かったり寒かったりするとき

災害は季節を問わず発生します。夏の熱い季節の停電では熱中症のリスクが高まりますし、厳寒期なら低体温症や凍死のリスクが生まれてしまいます。そんなときも、ポータブル電源があれば扇風機や電気毛布などを使用して、室温や体温を適切に調整することができます。

特に熱中症や低体温症は、災害時には予期せぬ命の危険につながることがあるため、季節に応じた対策を講じることが大切です。

お湯を沸かしたり簡単な料理がしたいとき

ポータブル電源があれば、停電中でもIHクッキングヒーターや電気ポット、クッカーなどの調理器具を使うことができます。これは、災害が長引いた場合の健康管理にも非常に有用です。

温かい飲み物やご飯は、体力の維持や寒さ対策に役立つだけでなく、心の安定にもつながります。災害時は特に、心地よさや慣れ親しんだ日常の再現が、心理的なストレスを和らげる重要な要素となります。

災害時にポータブル電源を利用するときの注意点

災害時にポータブル電源を利用する際には、いくつか押さえておくべき注意点があります。

まず、ポータブル電源はあらかじめ充電しておかなければ、必要な時に利用できません。普段から定期的に点検や充電を行い、長期間の保管の際は、満充電の状態を避け、60%~80%程度の容量を保つことをおすすめします。
これにより、ポータブル電源に搭載されているバッテリーの劣化も防ぐことができます。

さらに、予備の充電手段としてソーラーパネルを用意しておくと良いでしょう。ソーラーパネルがあれば太陽光を電気エネルギーに変換できるので、電源がない状況でもポータブル電源を充電することが可能です。

ただし、ソーラーパネルを利用する際には、天候による影響を理解しておく必要があります。晴れた日には十分な発電量を確保できますが、曇りや雨の日には発電量が大幅に減少します。そのため、特に長期間にわたる災害時には、天候による発電量の増減なども加味しつつ電力の消費量を適切に管理した方が良いでしょう。

まとめ:ポータブル電源で安心を手に入れよう!

ポータブル電源は、停電時の照明、室温や体温の調整、料理など、災害時のさまざまなシーンで役立つアイテムです。そのため、必要性は家庭の状況にもよりますが、あったほうが安心感を与えてくれるのは間違いないでしょう。

ただし、ポータブル電源を効果的に活用するためには、日頃から充電状態を管理したり、ソーラーパネルを使った充電方法を用意しておいたりと、事前の準備が必要です。ポータブル電源の必要性に迷った際は、今回ご紹介した役立つシーンや注意点を参考にしてみてください。

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