ポータブル電源は「廃棄まで考えて」選ぶことが重要です。JVC製を処分しようとして自治体回収不可に遭遇した体験談と、回収対応メーカー一覧、購入前に確認すべきポイントを詳しく解説します。

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ポータブル電源は『廃棄まで考えて』選ぶべき|回収対応メーカー一覧付き

ポータブル電源は、防災用やアウトドア用として頼れる存在ですが、購入時に見落とされがちなポイントがあります。

 

それが「廃棄するときにどうするか」です。

 

私自身、JVC製のポータブル電源を使っていましたが、バッテリー寿命を迎えて処分しようとした際、自治体では回収不可。

 

メーカーにも相談しましたが、対応は「自治体にご相談ください」のみ。最終的に民間業者に依頼し、処分費用は約5,000円かかりました。

 

大手メーカーであっても回収体制が整っていない場合は珍しくなく、廃棄時に大きな手間や費用が発生することがあります。安価な海外製だけが危険なのではなく、国内の有名ブランドでも同じリスクがあるのです。

 

この記事では、廃棄まで考えたポータブル電源の選び方と、回収に対応しているメーカー一覧を紹介します。購入前に確認しておくことで、数年後の「困った!」を防ぎ、安心して長く使える1台を選びましょう。

このページの目次

JVCポータブル電源廃棄で直面した問題

自治体に相談しても回収不可だった経緯

バッテリーの性能が落ちてきたため、長年使ってきたJVC製ポータブル電源を処分しようと自治体に連絡しました。しかし返ってきた答えは「回収できない」というものでした。理由は、リチウムイオン電池を内蔵した大型機器は、発火の危険性があるため自治体での処理体制が整っていないからです。
自治体によっては有害ごみとして収集できる場合もありますが、私の住む地域ではその対象外。結果として「民間の回収業者を探してください」という案内しか受けられませんでした。

民間業者依頼で廃棄できたが費用は5,000円

最終的には自治体から紹介された回収業者に依頼し、無事に廃棄できました。費用は約5,000円。安全に処理してもらえる安心感はありましたが、予想外の出費となりました。

安全に処分できた安心感と同時に感じた不便さ

今回は費用を払えば解決できましたが、業者探しや手続きにかかった時間・労力は小さくありません。特に災害備蓄用に複数台所有している場合、廃棄時のコストはさらに膨らむ可能性があります。

日本の大手メーカーでも回収体制がない現実

今回驚いたのは、JVCのような国内大手メーカーであっても、ポータブル電源の回収窓口が存在しないことです。「自治体に相談してください」というだけで、実質的にはユーザー任せ。この経験から、ブランドの知名度や信頼感と、廃棄時のサポート体制は必ずしも一致しないという現実を痛感しました。

ポータブル電源の廃棄ルールと現状

モバイルバッテリーとは違い統一回収ルートがない

モバイルバッテリーの場合、JBRC(一般社団法人小型充電式電池リサイクル推進センター)が設置する「小型充電式電池リサイクルBOX」に持ち込めば、全国の家電量販店などで無料回収が可能です。
しかし、ポータブル電源はサイズや内蔵バッテリー容量が大きく、JBRCの回収対象外。そのため、全国共通の回収ルートが存在しません。

自治体回収の可否は地域ごとにバラバラ

ポータブル電源を自治体が引き取ってくれるかどうかは、住んでいる地域によって大きく異なります。

・有害ごみとして回収可能な自治体もある
・「収集不可」のため民間業者を案内する自治体もある
・条件付き(バッテリーを取り外した場合のみ可)で回収する自治体もある

このように対応が統一されていないため、事前に自治体のホームページや窓口で確認することが必須です。

民間業者を使えば確実だが費用負担が発生

自治体での回収ができない場合、民間の不用品回収業者や産業廃棄物処理業者に依頼する方法が現実的です。
依頼すれば確実に廃棄できますが、費用は数千円〜数万円と幅広く、特に複数台の処分や大型モデルではコストがかさみます。

ポイント
処分費用は事前見積もりを取る
バッテリー発火防止のため、専門業者に依頼するのが安全
無許可業者は避け、自治体が紹介する回収業者を利用するのが安心

廃棄に対応している回収対応メーカー一覧

ポータブル電源は、メーカーごとに廃棄対応の有無が大きく異なります。購入後に「処分できない」と困らないためにも、回収窓口の有無は必ず事前に確認しておきましょう。ここでは代表的なメーカーの対応状況をまとめます。

回収窓口あり(メーカー独自対応)

Anker(送料自己負担で宅配回収)

モバイルバッテリーと同じく、ポータブル電源もメーカー公式サイトから回収依頼が可能です。

依頼方法:公式フォームから申し込み → 指定先に発送
費用:送料はユーザー負担
メリット:全国どこからでも送れるため、自治体回収が不可でも廃棄できる安心感があります。

Jackery(送料自己負担で宅配回収)

以前は回収対応がなかったものの、2023年以降は専用窓口を設けて受付を開始しました。

依頼方法:公式サイトから申請 → 指定先に発送
費用:送料はユーザー負担
メリット:専用フローが案内されるため迷わず手続きでき、国内外問わず正規品なら回収対象。

回収窓口なし(自治体任せ)

JVC(国内大手メーカー)

公式サイトでは「ポータブル電源の回収や廃棄は行っていない」と明記されており、廃棄は自治体へ相談するよう案内されています。

問題点:自治体によっては回収不可のケースがあり、民間業者への依頼が必要になることも。
注意:購入前に自治体の回収可否を確認しないと、処分時に高額な費用が発生する可能性があります。

まとめると、メーカー回収に対応しているのは現状ごく一部。回収体制があるメーカーを選ぶことで、数年後の廃棄時にかかる手間と費用を大きく減らせます。

購入前に必ず確認すべき3つのポイント

ポータブル電源は購入から数年〜10年後にはバッテリーの寿命が訪れます。
そのときにスムーズに処分できるかどうかは、購入前の確認次第で大きく変わります。ここでは最低限チェックしておくべき3つのポイントを紹介します。

メーカーが自社回収サービスを行っているか

まず確認すべきは、メーカーが公式に回収窓口を設けているかどうかです。
AnkerやJackeryのように、送料自己負担でも宅配で回収してくれるメーカーなら、自治体が回収不可でも確実に処分できます。
逆にJVCのように「自治体にご相談ください」と案内するだけのメーカーでは、処分先探しが自己責任となり、費用や時間の負担が増えるリスクがあります。

JBRC加盟の有無をチェック

小型モバイルバッテリーほどではありませんが、メーカーがJBRC(一般社団法人小型充電式電池リサイクル推進センター)に加盟している場合、バッテリー単体の回収やリサイクルに積極的な姿勢が見られます。
ポータブル電源はJBRCの対象外ですが、加盟企業は環境配慮や回収体制にも前向きな傾向があるため、参考指標としてチェックしておきましょう。

廃棄時の送料・手間・費用を事前に把握する

メーカー回収の場合は送料自己負担が多く、自治体回収不可の場合は民間業者依頼で数千円〜数万円の費用が発生します。
購入前に「廃棄時にいくらかかるか」「どこに送ればいいか」「自治体が対応してくれるか」を把握しておけば、将来のトラブルを避けられます。

ポイント
購入検討時にメーカー公式サイトの「サポート」や「廃棄」ページを必ず確認
自治体の粗大ごみ・有害ごみの回収条件を調べる
廃棄コストを含めて総額で比較する

廃棄で失敗しないポータブル電源の選び方

ポータブル電源は、性能や価格だけでなく「廃棄までのトータルコスト」を考えて選ぶことが重要です。ここでは、廃棄で困らないための選び方のポイントを解説します。

安さだけで選ばず廃棄コストも考慮する

価格が安い製品ほど、回収体制やサポートが不十分な場合があります。購入時は本体価格だけでなく、廃棄にかかる送料や業者依頼費用も含めた総額で比較しましょう。
長期的に見ると、多少高くても回収対応メーカーを選んだ方が安心で経済的です。

長期サポートや回収体制が整ったメーカーを選ぶ

AnkerやJackeryのように、回収フローが明確で公式サイトに案内があるメーカーは、廃棄時のトラブルが少ない傾向にあります。購入前にメーカーのサポートページを確認し、回収体制が明記されているかを必ずチェックしましょう。

防災・アウトドア用途でも安心して使えるブランドを選定

防災用として長期間保管する場合、数年後に廃棄が必要になる可能性は高いです。そのときに確実に処分できるメーカーであれば、災害時の備えとしても安心です。
また、アウトドアやイベント利用が多い場合は、耐久性やサポートの充実度も選定基準に加えると良いでしょう。

選び方のまとめ
「価格+廃棄コスト」で総合的に判断する
回収窓口やサポート体制の有無を必ず確認
防災・長期利用を前提に、信頼できるブランドを選ぶ

まとめ|廃棄まで考えた選択が長期的な安心につながる

ポータブル電源は、防災やアウトドアなどで頼れる存在ですが、購入時には「廃棄までの道筋」を想定しておくことが欠かせません。
回収体制が整っていないメーカー製品を選ぶと、処分時に高額な費用や大きな手間がかかる可能性があります。

回収対応メーカーは処分も安心

AnkerやJackeryのように回収窓口を用意しているメーカーなら、自治体が回収不可でも宅配で処分でき、数年後も安心です。
逆にJVCのように自治体任せのメーカーでは、地域によっては回収自体が難しく、民間業者への依頼が必要になります。

買う前のひと手間が数年後の手間を減らす

購入前にメーカーの回収ページや自治体の対応状況を調べておくだけで、廃棄時のトラブルを大きく減らせます。数分の確認が、後々の費用負担やストレスを防ぎます。

安心して使い切れるポータブル電源を選ぼう

ポータブル電源は長期的に使う製品だからこそ、性能や価格だけでなく、**廃棄・回収まで含めた“ライフサイクル全体”**で考えることが重要です。
廃棄まで責任を持って対応してくれるメーカーを選び、最後まで安心して使い切れる1台を選びましょう。

 

 

H2:廃棄に対応している回収対応メーカー一覧
H3:回収窓口あり(メーカー独自対応)
H4:Anker(送料自己負担で宅配回収)
H4:Jackery(送料自己負担で宅配回収)
H3:回収窓口なし(自治体任せ)
H4:JVCなど一部国内メーカー

 

 

H2:購入前に必ず確認すべき3つのポイント
H3:メーカーが自社回収サービスを行っているか
H3:JBRC加盟の有無をチェック
H3:廃棄時の送料・手間・費用を事前に把握する

 

 

H2:廃棄で失敗しないポータブル電源の選び方
H3:安さだけで選ばず廃棄コストも考慮する
H3:長期サポートや回収体制が整ったメーカーを選ぶ
H3:防災・アウトドア用途でも安心して使えるブランドを選定

 

 

H2:まとめ|廃棄まで考えた選択が長期的な安心につながる
H3:回収対応メーカーは処分も安心
H3:買う前のひと手間が数年後の手間を減らす
H3:安心して使い切れるポータブル電源を選ぼう